仕事が多忙で全然更新できませんでした。申し訳ありません。。。
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さて、Chirstopher Nupenという人が作ったMusic Documentaryが、ALLEGRO FILMS社から出ており、「WE WANT THE LIGHT」というDVDを見ました。
内容は、第2次大戦中、いかに音楽が人に生きる力を与えたかというもので、ドイツのユダヤ人収容施設に収容されたピアニストの女性、Alice Sommer Herz(収録当時100歳)らの証言でつづられています。彼女は今でも現役で、毎日2時間半練習しており、年に100回以上、収容所のあった地域でコンサートを開いています。
また、ヴァイオリニストの男性が収容施設でSSからヴァイオリンを弾くようにいわれ、モーツァルトのコンチェルトを弾いたところ、まわりの人たちが涙がとまらなかった話や、音楽家達が集められ、収容所でオーケストラを組織させられた話等、貴重な証言でつづられています。
歴史的観点からユダヤ人と音楽について語られており、メンデルスゾーンのこと、反ユダヤ主義的主張をしたワーグナーの思想等、歴史的なことにも詳しく触れています。
収録されている曲は、アシュケナージが指揮をしており、マーラー、バッハ、メンデルスゾーン、ワーグナー等、多くの曲が収められています。
不幸な歴史と、その中で音楽が果たした役割について考えさせられた、見ごたえのあるドキュメンタリーでした。
ALLEGRO FILMS社での作品紹介ページ(英語のみ)はこちらからどうぞ:
WE WANT THE LIGHT
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